アルティメイト・RC

アルティメイト・RC

Ultimate RC
圧倒的な快適性、究極のRC工法。

RCとは Reinforced Concrete の略で鉄筋コンクリートのことをいいます。コンクリートそのものは古代ローマでも用いられていましたが、鉄筋との組み合わせが建築に使われるようになったのは19世紀の半ば頃から。1867年にフランスの造園師モニエ(Joseph Monier)が植木鉢の耐久力を高めるために金網にコンクリートを流し込むことを考えついたのが始まりです。この発明により建築の技術は飛躍的に進歩。1886年にはドイツのケーネン(Mattias Koenen)らにより鉄筋コンクリート構造の強さの計算方式が発表されました。ほぼ同時に日本にも紹介され、1923年の関東大震災では図らずも素晴らしい耐震性能を証明。さらに耐久性、耐火性、設計の自由度が高いことも評価され、急速に普及しました。「アルティメイト・RC」は、鉄筋コンクリート構造に外断熱工法を融合させた理想的なRC建築です。
アクシコのトリプレックスマンション「ユーロコート」は、狭小地対応はもちろん、日本のRC住宅では画期的な外断熱工法、24時間全館セントラル冷暖房システム、24時間熱交換気システムなど最先端の構造・設備を導入した未来型集合住宅。100年の耐久性を実現する極めて資産価値の高い都市型住宅として好評を得ています。

相乗効果で力を発揮する2つの素材
引っ張りに強く腐食や火熱には弱い鉄筋。圧縮に強く引っ張りに弱いコンクリート。この2つの素材を組み合わせたのが鉄筋コンクリート、つまりRCと言われるものです。お互いの欠点を補い、長所のみを発揮する理想的な建材コンビとされています。異種の材料による合成構造が成り立つのは、コンクリートと鉄筋の付着性がよいこと、コンクリートに埋め込まれた鉄筋は錆びにくく、長期にわたり耐久性が維持できること、そして温度による膨脹係数がほぼ同じであることがあげられます。

狭小地にも対応する「壁式RC構造」アルティメイト・RC」は、鉄筋コンクリート構造の中でも「壁式RC構造」といわれる壁と床スラブが一体になった箱型の構造を採用。RCラーメン構造に比べ、造形の自由度が高く都市の狭小地にも柔軟に対応、コストを低く抑えることも可能です。また、柱や梁が室内に突出しないため、すっきりした空間を確保。さらに、壁全体に衝撃の負担を分散させる構造のため、高い耐震性を備えています。
アルティメイト・RC」は、都市型住宅に最適な究極のRC工法の住まいなのです。

圧倒的な快適性、安全性、耐久性
アルティメイト・RC」が採用しているRC工法は、高気密化や高断熱化の施工が比較的簡単に行えるため、一年を通して快適で、冷暖房費も節約できる経済的な住まいを実現します。また、RCという素材そのものが、高い耐久性を持ち、優れた耐火・耐震・耐風・遮音性能を発揮します。

Ultimate RC
理想のRC住宅をつくる外断熱の力。

夏と冬の気温差が激しい日本の住まいにとって重要なポイントであるのが断熱対策。夏をより涼しく、冬をより温かく過ごすためには万全の断熱対策が欠かせません。「アルティメイト・RC」はコンクリートという強固な材料を最大限生かす「外断熱」を採用。コンクリートの外側を高性能の断熱材で覆うことにより従来のRC住宅の欠点を克服、高断熱で強い耐久性を備え、地球環境にも優しい理想的な住まいを実現しました。アクシコの思想と技術が生んだRC+外断熱の住まい、それが「アルティメイト・RC」。大きな信頼が、安心で快適な暮らしを支えます。

高温多湿の日本に最適なRC外断熱
コンクリートは蓄熱するという性質を持っています。高温多湿という日本の風土において、「アルティメイト・RC」では、鉄筋コンクリートの優れた耐久力を維持するため、ドイツやスウェーデンなど住宅先進国に見習い、外断熱工法を採用しました。外断熱は物理的にもデータから見ても省エネ性能に大変優れています。特にRCの場合は、冬は室内の暖房熱をコンクリートが蓄熱・放熱するので、暖房を切っても急激に寒くなることもなく、室内の温度分布が一定で足元だけ冷える心配もありません。また、真夏は強烈な陽ざしを受けてもコンクリート自体が温まりにくく、反対に室内の冷房熱をコンクリートが蓄熱するため、温度が一定します。

[外断熱工法]
アルティメイト・RC」が採用している外断熱工法は、外気の温度を構造体の外側で遮断することにより室内の温度変化を最小限にする画期的な工法です。冷暖房が効率よく利くため省エネ効果が高まるだけでなく、構造体を劣化から守るという二重のメリットがあります。

  • 外断熱工法1(ALCパネル型通気層工法)
    コンクリート層の室外側に断熱材を用い、外気温による構造体の劣化を防止します。同時に外側のALC版と断熱材の間には熱伝導率の低い空気層を確保しますので、断熱効果が飛躍的に高まります。
  • 外断熱工法2(成型コンクリート型通気層工法)
    コンクリート層の室外側に断熱材を用い、外気温による構造体の劣化を防止します。同時に成型コンクリートには縦型の通気層がありますので、この時点で熱の伝導を抑制。断熱効果を飛躍的に高めます。
  • 屋上断熱工法
    屋根が直射日光や冷気にさらされないようにするため、外断熱工法を屋上スラブにも採用しています。昼と夜の外気温の温度差による膨脹や収縮が少なくなり、建物の劣化や室内の熱のこもりを抑えることが可能。結露を防いで、夏は涼しく、冬は暖かい、快適な住み心地を実現します。

室温はそのまま。24時間熱交換気システム
隙間風により室内の空気が自然に入れ換わることも自然換気の一種です。昔の木造住宅はこの自然換気の回数が1時間当たり約3回だったといわれ、常に新鮮な空気の中で暮らせていたようです。ところがコンクリート住宅では0.25回しか空気は入れ換わらないと計算されています。高気密、高断熱住宅の「アルティメイト・RC」では、最新技術で換気の性能を向上。排出する室内空気の熱を利用して、外から取り入れる新鮮な空気の温度を室温に近づける『24時間熱交換気システム』も用意しています。冬は暖房している室内から排気する空気の熱を利用して外の冷たい空気を暖め、夏は冷房している室内空気の温度を利用して外の熱い空気をできるだけ冷やして室内に取り入れます。窓を閉めきったままの状態だと、約2時間で家全体の空気が入れ換わります。湿度は常に50~60%に自動コントロールします(冬の乾燥時期には加湿器が必要です)。もちろん外気は空気清浄フィルターを通して取り入れますので、アレルギーの原因ともなる花粉や、カビ・ダニ・ホコリの侵入も少なくします。

一年中快適温度。セントラル冷暖房システム
24時間熱交換気システムにセントラル方式の冷暖房システムを加えれば、さらに理想的な空調システムになります。24時間全館熱交換気を行いながら、効率良い冷暖房を行うもので、居室はもちろん、廊下やトイレも適温に保ち、温度差による身体への負担をなくします。換気と合わせて一定の温度を保つため、結露とも無縁。全室を個別に冷暖房することを考えれば経済的にもメリットがあると言えます。必要な設備はすべて天井裏に収納し、室外機も1台で済むため、特別に機械室を設けるなど、余分なスペースを取る必要もありません。